今年宅建士試験を受験された皆さん、お疲れ様でした。
簡単に総括しておきたいと思います。まず、権利関係の特徴としては、「相続」から2問出題されたことは時代に即した出題であったと思います。私の講義でも重視したので、聞いていただいた方は両方取れたのではないでしょうか。法令上の制限については、国土利用計画法の単独出題がなかったので、面食らった受験生も多かったのではないかと思います。
税金については、所得税法からの出題があり、私の講義では出ないと断言してしまったことを後悔しましたが、ほとんどの受験生が解けていないはずので、この問題が取れなくても合否には影響はないでしょう。宅建業法については、例年通りの難易度できっちり学習された方であれば、問題なく解答できたと思います。
全体を通して昨年と比較すると難易度は高くなかったため、合格点は35点になるかもわかりませんが、36点まで上がることはないでしょう。今年の試験では、過去問を中心にしっかり学習してきた受験生であれば36点以上は獲得できていると考えます。
私自身も講義で何度も話をしてきたように、中途半端な知識をたくさん持っていると、今年のように合格点が高くなると合格はさらに厳しくなります。
各資格の学校が解答速報を出しているので、解答については、下記リンクを参照にしてください。